
弾力のある食感を出す基礎剤、消化できない
ガムは香りをつける甘味料、香料、防腐剤、ゴム素材の基剤などで構成されている。ガムの弾力のある食感を生み出す基剤は胃酸に分解されないため、体内で消化されない。幸いにも、胃や腸などの臓器にたまったり付着したりせず、消化管を通って排便とともに一日以内に排出される。その他に、甘味料や香料などの残りの成分は、消化過程で胃酸に溶けてよく排出される。
◇膀胱切除術を受けた人は注意してください
ただし、ガムを飲み込むことに注意が必要な場合もあります。消化管手術を受けた人や腸閉塞、腸炎などを経験した人は、ガムが腸に付着する可能性があるため、ガムを飲み込まない方が良いです。子供もガムを飲み込まない方が望ましいです。小児は成人よりも消化器官が狭く、消化機能が弱いため、ガムが胃の中で他の食べ物と塊を形成し、腹痛を引き起こすことがあります。
それに加えて、毎日ガムを飲み込んだり、一日に複数のガムを同時に飲み込むなど、定期的に大量のガムを飲み込む行動も控えるべきです。未消化の複数のガムが胃にたまり、消化器官に影響を与え、腸閉塞や胃腸の破裂、消化不良などを引き起こす可能性があるからです。
実際にアメリカのオーランドで4歳の子供が1日に5〜7個のガムを飲み込んだケースがあり、重度の便秘を経験しました。もしガムを飲み込んだ後に▲腹痛や便秘▲腫れ▲胃痙攣▲嘔吐などの症状が現れた場合は、病院を受診して診察を受ける必要があります。
ガムを噛むと満腹中枢が刺激される
一方、ガムを噛むことはカロリー摂取量を減らすのに役立つ。ガムを噛むことで満腹中枢が刺激されるからだ。満腹中枢が位置する視床下部には「ヒスタミン神経系」が存在し、ガムを噛むとこのヒスタミン神経系を活性化させることができる。また、ガムを噛むと唾液分泌量が増え、免疫抗体も増加する。
日本のジュンタン大学の研究チームは、ガムを噛む前後で実験参加者の唾液を採取した結果、わずか5分間ガムを噛むだけで唾液の分泌が増加し、唾液中の免疫グロブリンAも2.5倍に増加した。免疫グロブリンは、私たちの体内に侵入した細菌やウイルスを防御する物質である。